内分泌疾患

副腎皮質刺激ホルモン

ACTH (副腎皮質刺激ホルモン)

副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の合成を促すホルモンで、コルチゾール分泌過剰、分泌不全の症状、所見が認められる際に測定されます。

基準値(午前 7 時~10 時): 7.2-63.3 (pg/mL)

★高値になる主な疾患
 アジソン病、先天性副腎酵素欠損症、クッシング病、Nelson 症候群、グルココルチコイド不応症、ACTH 不応症

★低値になる主な疾患
 原発性副腎過形成、慢性続発性副腎皮質機能低下症、下垂体前葉機能低下症、ACTH 単独欠損症

★生理的変動
 日内リズムやストレスなどで影響を受けます。
 早朝、安静にして採血することが望ましい。


クッシング症候群とは・・・

副腎皮質からのコルチゾールの慢性的過剰分泌によって引き起こされる病態のことです。
その中で下垂体からの ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)分泌過剰が原因によっておこる疾患をクッシング病といいます。

慢性副腎皮質機能低下症とは・・・

副腎皮質ホルモンが何らかの原因で体が必要とする量を分泌できなくなった状態をいいます。副腎自体の病気によるものと下垂体の病気によるものがあります。
副腎の病気が原因のものをアジソン病といいます。


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