内分泌疾患

採血に伴う合併症について

採血に伴う合併症について

採血は十分な知識に基づいた上で、安全性の高い手技で行います。
合併症の頻度は少なく、軽症なものが多いとされていますが、まれに次のような健康被害が生じることがあります。
採血にはこのような合併症が伴うことをご理解ください。

神経損傷

肘の血管の近くには比較的太い神経が走っている場合があり、採血者は これらの神経を誤って刺さないように最大の注意を払っています。 神経と血管の位置関係は個人差が大きい為、ごくまれに神経に針が触れてしまう事があり、手先へ広がる痛み、痺れなどが持続することがあります。
頻度としては 1 万~10 万回に一回程度起こると報告されています。 症状はまれに半年以上続くことがありますが、大部分は特別な治療をしなくても数日や数週間以内に改善します。
以上の理由からも、肘部での採血が難しく、前腕や手の甲で採血を行った方が安全だと判断する場合があります。

皮下血腫

採血後に血が止まりにくい場合、青あざや皮下血腫が生じることがあります。止血が不十分であることが主な原因です。
採血後は 5 分以上、採血部位を圧迫止血して下さい。 採血当日は採血した腕で重い荷物を持つことは控えてください。 血をサラサラにするお薬を服用されている方や血が止まりにくい方はお知らせください。

血管迷走神経反応

心理的に緊張や不安が強い時は、神経が興奮し、血圧が急激に下がるため、めまい、気分不快感、意識消失などを引き起こすことがあります。 採血が初めての方や、このような経験をお持ちの方、緊張の強い方は、 必ず採血者にお知らせください。安全なベッド採血を行います。 採血前、採血中、採血後にめまいや気分が悪いなど、体調の変化を感じられた場合はすぐにお知らせください。

アレルギー

アルコール消毒、絆創膏やテープ、ラテックスの手袋などによりかゆみや発疹が出る場合があります。採血室ではラテックスフリーの手袋と駆血帯を使用しております。非アルコール性消毒や包帯もご用意しておりますので、アレルギーのある方は採血時にお知らせください。

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