内分泌疾患

血小板数

血小板数

検査の目的

血液中の血小板数を測定し、血小板の数的異常を把握する。

生物学的基準範囲又は臨床判断値

白血球数基準値

警戒値/緊急異常値

 3.0×104/µL以下あるいは100.0×104/μL以上

検臨床的解釈 

低値を示す場合

先天性血小板減少症は稀な疾患である。巨大血小板を伴うメイヘグリン異常、ベルナールスーリエ症候群などがこれに当たる。家族歴に注意する必要がある。
後天性血小板減少症は機序により、産生低下、破壊亢進、分布異常に分類される。

高値を示す場合

本態性血小板血症を中心とした骨髄増殖性腫瘍と反応性に分類される。原因としては反応性が8割を占める。

可能性のある変動要因

採血条件
凝固検体では、正確に測定できないことがある。
血小板が凝集している検体は、偽低値にでることがある。
検体由来の変動要因
偽高値
 小型赤血球・破砕赤血球が出ている検体(特に重症熱傷患者)
偽低値
 EDTA依存性偽性血小板減少症
生理的変動
妊娠中:後期に増加
ストレスで増加する



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